「要尺(ようじゃく)」と「幅継ぎ」について
実は、カーテン製作には「かなり大きな生地」が必要なんです・・・
カーテンを作る際に知っておいていただきたいことがあります。それは、カーテンを作るためには、結構大きめの生地が必要だということです。
例えば、左の図のような1.5倍ヒダのカーテンを作る場合、出来上がるカーテンの幅は90cmですが、生地幅は145cm以上必要になります。また、高さも195cmですが、245cm以上必要になります。これを必(要)なサイズ(尺)で要尺といいます。
かなり大きな生地が必要な理由(折り返し)
これだけ大きな生地が必要な理由は、下の写真のように上下左右の折り返しの部分がある為や、ヒダを出すために大きく作る必要があるからです。
上側の折り返し(縫製)
下側の折り返し
左右の折り返し
ヒダ(ウェーブ)
生地の幅が足りない場合は、生地を幅継ぎして大きくします
左の図のように2倍ヒダで90cm幅のカーテンを作ろうと思っても、生地の幅というのは、大体100cm前後で大きなものでも150cm程度しかありませんので、同じサイズの2枚の生地を中央で繋げて一枚のカーテンにするのが一般的です。生地の幅が足りない場合は2倍の生地を使うことをご理解ください。
柄合わせについて
生地を繋ぐ必要があり、カーテンの生地が柄物の場合は、柄を合わせる為に更にに大きめの生地が必要になります。これは2枚の生地の柄がぴったり合うように生地をカットする為、そのカットする分の生地幅がさらに必要になる為です。柄合わせをしなくてもいい場合には、その部分を必要としませんので、折り返しやヒダの部分のサイズ大きければ問題ありません。
柄合わせ無し
柄合わせ有り
「リピート」について
通常、カーテン生地に柄がある場合は同じ柄の連続になっています。リピートとは2つの同じ柄の距離(ピッチ)の長さのことを言います。上で説明したように柄あわせが必要な場合はリピートの長さから必要な生地の長さ(要尺)の計算がされます。
リピートは自分で同じ柄間の長さを測るか、生地を購入する際に表示されている場合が多いです。まだ生地を購入されていない方はお店で「リピートは何センチですか?」と聞いていただければ、教えてくれる生地屋さんも多いですので是非聞いてみてください。
要尺計算シミュレーター
簡単な要尺を計算するシュミレーターを作ってみました。お持ちの生地または購入予定の生地の幅サイズと作りたいカーテンの情報をご入力いただくと、必要な生地の長さが計算されます。
お持ちの生地(購入予定の生地)の情報
製作したいカーテンの情報
タイプ
サイズ
- 両開きカーテンの場合、幅は2枚の合計をご入力ください
仕様
タッセル
シミュレーション結果
個人の方およびブロンズランクの方の製作料金(定価)は
※複数製作する場合、お安くなります!
- カーテンの製作には生地幅がcm以上必要です
- 製作できるカーテンの幅丈の最小サイズはcmです